日本"勝手に"ヴィオラ協会 - Japan Katteni Viola Society

ヴィオラ(ヴァイオリン)を始めよう!

ヴィオラを始めるには

そもそもヴィオラと書いておきながら括弧「ヴァイオリン」って何?
しかしながらこれが現実、とはいえそんなに悲観的にはならずに。というのも、始めるにあたってはほぼヴァイオリンと同じだからです。 いきなりのヴィオラジョークからスタートいたしますみません
ここではある程度の大人、中学生以上ぐらい?の方が始めることを想定しています。自身の意思で始め、自身の意思で練習することが出来る。(練習の仕方はこの後説明します。)

「私の子供をプロを目指して育てたいの!」という方には他の権威のある先生のところへ行かれるのがよろしいかと…

最近では「のだめ」や、なんやかんやもあり楽器を習いたいという人は増えているとか。
ではまず、考えなければならないのが

1.楽器はあるのか?
2.教えてくれる人はいるのか?
3.本当にあなた、やる気あります?

まず、前後しますが3番目から。これがないと始まりません。テレビやなんかで見たからやってみたくなった、でもかまいませんが、人前に出るにはそれだけ練習しなければなりません。
いえ、人前に出なくても、そもそも楽しんで弾けるようになるには、それなりにかかります。覚悟はありますか?
どれくらいで…、というのは人によりけりですのでなんとも言いかねますが、よく考えましょう

初期投資は?

まず、始めるにあたって最低限必要なものは…

1.楽器一式

楽器一式
まずはヴィオラ、弓、楽器ケース、小物。
小物とは肩当、松脂(弓の毛に塗るもの)、チューナー、楽譜など。
小物は全部合わせても(楽譜は除く)1万円程度。良いものを使おうと思えば2〜3万円。肩当は必要ない場合もあります。
ケースは数千円〜十数万円、一般的には3万円前後のものが主流と思います。値段が張るものは何が違うかといえば、デザインであったり、楽器を保護する能力、 新素材で軽くて強いなどです。
ヴィオラ。これはピンキリ。最近では中国製のものなど安いものも多く出ていて品質もなかなかです。
しかし、だからといっても3万円以下のものはお勧めしません。ある程度ちゃんとした楽器店で扱っている水準のもので最低でも10万円〜のものがよいです。
安いものが必ずしも悪いとは限りませんが、その割合はきわめて低いでしょう。
弓。これもピンキリですが、フェルナンブーコ材(昔から使われているいわゆる普通の弓)であれば5万円〜。
ただし、弓に関しては最近はカーボン製のものの品質が高いです。安くてもかなりのものがあります。
道具としてみたときに、フェルナンブーコに比べて10万円以上安く入手できるものもあります。

このようにして考えたとき、一式でおよそ20万円〜となります。

「え、高い!」と思った方、楽器はあきらめましょう。

20万円を1年で捨てると思えば高いですが、いくら安物といってもこの水準であれば最低5年使えます。人によってはこのクラスのものを一生使います。 そう考えると、車より、呑み代より、よっぽど安いと思いませんか?思えないのなら、それだけの覚悟がないということではないですか?
また、最低5年というのも道具が劣化するのではなく、自身がレベルアップすることで楽器のポテンシャルを越えて、より良いものが欲しくなるからです。 楽器自体は一生使えます。

ところで、どうやって買うの?というところになりますが、直接楽器屋さん(HPなどが出ている)で見繕ってもらう、というのも手です。ただし、ネット通販などは保障いたしかねます。 最初はやめたほうが良いでしょう。楽器店のおすすめセットなどにすればよりよいものをお手ごろ価格で出してくれることもあります。

ここだけの話、東京だったら私が相談に乗りますよ。

その後の費用は?どうやって練習する?

教えてくれる人(知り合い、親や兄弟で面倒を見てくれる人がいれば頼めるかもしれません)が、いないものとして進めます。
一般には、自力で弾けるようになるというのはなかなか難しいのでレッスンに通うことになります。
先生(教室)のタイプとしては

1.楽器店で開催しているところ
2.個人で教えているところ
3.知り合い(大学、高校オケの先輩)

1.楽器を買ったときにそのお店で、案内してくれることがあります。
そこで楽器を買ったら絶対入らなければならないということもないし、他店で楽器を買っても入会することが出来ます。
楽器を買ったときに合わせて入会すれば、割引にしてくれることもあります。他で探すのもむずかしいな、と思うのであれば利用してみるのも良いでしょう。

2.インターネットで、自分の住んでいるところの「地名」と「ヴァイオリン」or「ヴィオラ」と「先生」or「教室」or「レッスン」と入れて検索してみましょう。
直接、個人の先生のホームページが見つかることもあります。
他にはMixiやfacebookなどで「ヴァイオリン講師」「ヴィオラ講師」とプロフィール検索してみると見つかることもあります。

3.高校や大学などのオーケストラに入部して、教えてもらうというのが3番目になります。高校、大学のオーケストラでは始めて楽器を触る人をサポートする仕組みが、大抵のところにはあります。
ただし、団体によっては自分で何とかしろというようなところもあるかもしれませんし、更なる上達のためには個人的に習いに行くのと併用することもあります。

最後にレッスン代
これは、音楽大学などを目指す場合は別としてです。
おおよそ、4000〜6000円/1回 (40〜60分)ぐらいです。
これを初心者のうちは出来れば2〜4回/月、通うことになります。レッスンスケジュール、費用などは先生または教室で相談して決まります。

弾くといっても、いきなり弾けるの?

最初から、曲らしい曲が弾けるとは限りません。しばらく(3ヶ月〜半年)は辛抱しましょう。それぐらいになれば、何かしらの"曲らしきもの"が弾けることもあります。
曲らしきものとは、自分は簡単な音をだしながら、それに合わせて先生が弾いてくれることで曲になるようなものです。どのような先生に付いてもそういった方法を持っています。

上手くなれるの?

90%はあなたしだいです。残りの上手くいかない可能性は先生との相性が悪いといったこともありえます。
万が一、先生と合わないと思ったら代えてみることも考えましょう。楽器店の教室であれば、無料で担当の先生を代えてくれたりします。

その後は?

1.アマチュアオーケストラで弾きたい。
2.プロになりたい。

1.アマチュアオーケストラはLinkページにあるフロイデなどで探せば見つかります。どのくらい弾けるようになれば受け入れてくれるかは、それぞれなのでMailで訊いてみるか、見学に行って相談してみましょう。

2.プロになりたい場合は、まず、付いている先生に相談してみてください。私はプロではないのでコメントは控えさせていただきます。

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